道返之大神(ちがえしのおおかみ)
リーディングをさせていただいた後、
日本の神様カードに興味を持って、全部のカードをご覧になる方もいます。
その中で、この『道返之大神(ちがえしのおおかみ)』のカードには、
暗く、怖いイメージをお持ちになる方が、結構いらっしゃいます。
ずばり! 正解!! (^^)b
『道返之大神(ちがえしの大神)』は、「後悔」や「自責」、「怒り」「恨み」といった、
まるで過去の亡霊に囚われているような貴方を、『解き放つ』と伝えています。
なので、ご自身の心に刺さっている、過去という亡霊を感じたのかもしれませんね。
ですが、日本の神様カードは、怖い予言などいたしません。
『道返之大神(ちがえしのおおかみ)』は、黄泉の国と現世との間に立ちふさがる、
力強い不動の岩の神様です。この世ならぬ世界からの境界を守ってくださっています。
古事記では、イザナミを迎えに行ったイザナキが、変わり果てた妻の姿に恐れをなし、
命からがら黄泉の国から逃げ出して、黄泉の国の入り口を大きな岩でふさぎます。
その岩が『道返之大神(ちがえしのおおかみ)』です。
そして、この岩越しに、恋い焦がれたはずの妻に、最後の別れを告げます。
共に国を生み、神を生んできた2柱の神の、行くべき道が異なった瞬間です。
過去に起きた様々な事柄は、貴方の心を傷つけ、悲しみに体を弱らせたかもしれません。
でも、それだけだったでしょうか?
貴方は泣き崩れながらも、時が経てば、また立ち上がり歩き出してきたはずです。
そんな貴方は、少しずつ心が磨かれ、光を留めるようになっていませんか?
人が生きるとき、綺麗ごとだけの夢物語ばかりじゃ成立しません。
現実を生きるということが大切なんですね。
あまりに長い間、過去からの亡霊に囚われているのであれば、
『道返之大神(ちがえしのおおかみ)』に、お力添えをいただいて、
新たな道へ進むときです。
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